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コラム

2014年12月24日

九州電力による2014年12月22日発表『九州本土の再生可能エネルギー発電設備に対する接続申込みの回答再開について 』への当社見解

2014年12月22日、九州電力より、9月26日から保留となっていた再生可能エネルギーの接続契約申込みに対するプレスリリースが発表されました。

今回のプレスリリースの要旨は下記のようになります。
なお、弊社販売中の「ソーラータウン菊池四町分」については、今回のプレスリリースに回答されている「年間30日を超えた無補償での出力制御」の対象とはなりません。

1.九州電力が、「出力の抑制を行わなければ電気を追加的に受け入れることが難しくなる『指定電気事業者』」に指定されました

2014年12月22日付で、九州電力は、太陽光発電の接続申込量(1,322万kW)が接続可能量(817万kW)をすでに上回っているため、固定価格買取制度に基づく、指定電気事業者に指定されました。

※接続申込量は、接続済、連携承諾済及び接続契約申込済の合計量となります。(2014年11月末付)

 

2.これらをふまえ、九州電力は「接続検討申込み」「接続契約申込み」状況の太陽光発電所について、「無補償での出力制御への協力」を前提として、接続の検討をすることになりました

今後検討していく太陽光発電所については、500kW以上、未満に関わらず、年間30日を超えた無補償での出力制御に協力することを前提として、九州電力側が接続のための技術検討を行うことになりました。 これを前提として、2015年1月中旬めどに、各事業者に対して意思確認を行っていくとの回答となりました。

※500kW未満の取り扱いについては、2015年1月中旬ごろ公布・施行予定の「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法施行規則」の改正をもって指定電気事業者制度が適用される見込みです。
※低圧10kW未満については、現在も回答保留を行わずに接続を行っていますが、2015年4月以降の申込みについては、無補償での出力制御への協力を前提に、接続する見込みです。

 

3.「承諾済」「接続済」の太陽光発電については、上記ルールの対象外となります

太陽光発電の状況ごとの出力制御は、以下の通りとなります。
すでに「承諾済」「接続済」の太陽光発電については無補償での出力制御の対象とはならず、当社にて現在発売中の「ソーラータウン菊池四町分」については無補償での出力制御の対象とはなりません。

下記図表の設備量は、2014年11月末の実績値となります。

太陽光発電
【指定電気事業者制度に基づき受け入れ】
(接続可能量817万kW)
接続検討申込み
(564万kW)
・指定事業者制度による年間30日を超えた無補償での出力制御
・出力制御対象 すべての太陽光発電
・遠隔出力制御システムの導入
接続契約申込み
(507万kW)
・指定事業者制度による年間30日を超えた無補償での出力制御
・出力制御対象 現行:500kW以上/省令改正後(2015年1月予定):すべての太陽光発電
・遠隔出力制御システムの導入
承諾済
(414万kW)
※2014年9月24日までに接続契約申込を行っている低圧の事業者を含む
接続済
(401万kW)
※九州電力保有設備を含む